2025年4月2日から、プロパンガスの料金は「基本料金」「従量料金」「設備料金」の3つに分けてお客様に示すことになりました。これを「三部料金制」といいます。料金の中身が見えるようにするための、国のルールです。
| 基本料金 | ガスを使っても使わなくても、毎月かかる料金です。ボンベの配送や検針、保安点検などの費用にあたります。 |
|---|---|
| 従量料金 | 使ったガスの量(㎥)に応じてかかる料金です。「従量単価×使用量」で計算します。毎月の料金の大部分は、ここで決まります。 |
| 設備料金 | ガス会社が用意した設備(給湯器などのガス器具や配管など)の費用を、ガス料金と一緒に払っている場合の料金です。 |
料金を比べるときは、基本料金と従量単価の2つを見ます。月の使用量が同じでも、従量単価が100円違えば、10㎥使う月で1,000円(税抜)違ってきます。
ただし、ガスと関係のない設備の計上禁止などは新しい契約からの適用で、前からの契約は「早めに移すよう努める」扱いです。
出典:資源エネルギー庁「LPガスの商慣行是正に向けた制度改正と実効性確保策」(2024年6月20日)、資源エネルギー庁「LPガスの取引適正化に向けた制度改正の内容」(2024年7月11日)
ルールが始まって2か月あまりたった2025年6月、国の審議会(液化石油ガス流通ワーキンググループ)で、全国約370の事業者を対象にした実施状況が報告されました。
2026年の国の郵送調査でも、設備料金を書面で具体的に示しているという回答は約8割で、設備料金を0円としている供給先があるという回答もあったと報じられています。
出典:神奈川県LPガス協会(第12回液化石油ガス流通ワーキンググループ〔2025年6月23日〕の紹介)、ITmedia スマートジャパン「過大な営業行為が続くLPガス業界 規制の実効性強化に向けた判断基準を明確化へ」(2026年7月28日・第13回液化石油ガス流通ワーキンググループの資料の紹介)
基本料金・従量料金・設備料金がそれぞれ何の費用なのか、値上げの通知の決まりは「契約の書面(14条書面)と料金表の読み方」にまとめています。