岡山のプロパンガス料金は、15年でどう動いたか

国の委託を受けた石油情報センターは、都道府県ごとのプロパンガス料金を2か月ごとに調べて公表しています。その数字で、岡山県の家庭用料金(10㎥使った月・基本料金と消費税込み)の15年を振り返ります。

15年で約34%上がった

調査月岡山県全国平均
2011年4月7,559円7,276円
2012年4月8,009円7,559円
2013年4月8,047円7,566円
2014年4月8,446円7,903円
2015年4月8,320円7,811円
2016年4月8,015円7,562円
2017年4月7,964円7,598円
2018年4月8,023円7,686円
2019年4月8,150円7,771円
2020年4月8,290円7,904円
2021年4月8,327円7,962円
2022年4月8,932円8,572円
2023年4月9,277円8,936円
2024年4月9,389円9,068円
2025年4月9,474円9,217円
2026年4月9,571円9,281円
2026年6月10,096円9,697円
2026年8月10,114円9,856円

出典:石油情報センター「一般小売価格 LP(プロパン)ガス」(家庭用10㎥・基本料金と消費税を含む。各年4月調査と2026年6月・8月調査)

使う量(5㎥〜50㎥)ごとの比べ方は「使う量で変わる、岡山のプロパンガス料金」をご覧ください。

2026年の春、2か月で525円上がった

2026年4月の9,571円から、6月は10,096円へ。2か月で525円の値上がりで、15年で初めて1万円を超えました。この時期、輸入の目安になるサウジアラビアのプロパンの公式販売価格は、3月の1トン545ドルから4月に750ドルへ大きく上がっていました。

輸入価格(FOB)2026年3月 545ドル → 4月 750ドル → 6月 760ドル → 7月 580ドル → 8月 620ドル(1トンあたり)
岡山県の料金(10㎥)2026年4月 9,571円 → 6月 10,096円 → 8月 10,114円

輸入価格は7月に下がりましたが、8月の岡山県の料金は下がっていません。輸入価格の動きが家庭の料金にどう反映されるかは会社ごとに違い、すぐに見えるものではありません。下がった分が反映されるかどうかは、次の調査(10月)以降で確かめていきます。輸入価格や為替が動くと10㎥でいくら変わるかは「輸入価格と為替で、ガス代はどのくらい変わるのか」で計算しています。

出典:石油情報センター「液化石油ガス流通価格の推移」(輸入価格=サウジアラビアの公式販売価格〔FOB〕と貿易統計〔CIF〕、卸売価格=同センター調査・税抜、家庭の料金=家庭用10㎥の全国平均を10で割ったもの)、石油情報センター「一般小売価格 LP(プロパン)ガス」(家庭用10㎥・基本料金と消費税を含む。各年4月調査と2026年6月・8月調査)

輸入から家庭まで、1㎥あたりの価格

同じ石油情報センターの資料には、プロパンガスの価格を輸入から家庭まで段階ごとに並べた表があります。2026年6月の数字は次のとおりです(1㎥あたり・全国)。

輸入した時点(CIF)257.1円
卸売(販売店の店頭渡し・税抜)421.8円
家庭が払う料金969.7円(基本料金・設備料金・消費税込みの10㎥料金を10で割ったもの)

出典:石油情報センター「液化石油ガス流通価格の推移」(輸入価格=サウジアラビアの公式販売価格〔FOB〕と貿易統計〔CIF〕、卸売価格=同センター調査・税抜、家庭の料金=家庭用10㎥の全国平均を10で割ったもの)

家庭の料金には、基本料金や消費税、ボンベの配送、検針、保安点検など、さまざまな費用が含まれるので、単純に比べることはできません。それでも、家庭が払う1㎥あたりの金額のうち、輸入した時点の価格は4分の1ほどだということは分かります。料金の多くは、国内での配送や保安、販売の費用、そして各社の利益で決まっています。

だからこそ、同じ地域でも会社によって、家によって、料金が大きく違うことが起こります。輸入価格は全国どこでも同じでも、その先の部分は各社が自由に決めているからです(なぜ協会が必要なのか)。

ご家庭で確かめたいこと

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